1. そもそも大麻は何故違法なのか?
大麻植物には、主要な2つのカンナビノイドが含まれています。CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。 THCは大麻植物に含まれる主要な精神活性成分であり、中枢神経系に影響を及ぼし意識の変化や高揚感をもたらすことがあります。この精神活性の影響が、安全な社会機能や適切な判断力に悪影響を及ぼす可能性があるため、一部の地域では制限されているというわけです。
他にもTHCの長期間及び過剰摂取は心理的な健康リスクを引き起こす可能性があるともされています。
このあたりが大麻(THC)が違法とされる理由や一般的に大麻に対するイメージだと思います。
2. THC(テトラヒドロカンナビノール)の有無
これがCBDが大麻なのに違法ではない理由の大きなポイントです。
一般的に、日本で合法のCBD製品にはTHCの濃度が0.3%未満という制限が設けられており、
この低いTHC濃度は精神活性の影響を持たない範囲であるとされています。
つまりCBDは大麻の中の違法成分(THC)を入れずに合法成分(CBD)だけを抽出して使っているので、
違法ではないということになりますね。
3. 医療効果への関心
CBDには医療的な利用が注目されており、特に痛みの管理、不安症状の軽減、てんかんの治療などの分野で研究が行われています。
また研究中の分野であるため不確定要素も多いCBDですが、CBDが医療的に有用であるという証拠が増え規制当局もCBDの合法的な使用をサポートしている形になっています。
日本では合法的なCBD製品はTHC濃度が0.3%未満であることが求められ、規制当局によって監視されています。
ただし、国や州によって異なる法律や規制が存在するため、海外のCBD製品を購入する際にはそのあたりのチェックを欠かさないようにしましょう。
尚、日本でも過去にCBDにTHCが混入してしまった事件もあるので、
どうしても心配性な方は製法上THCの混入率が低いとされるアイソレートCBDのCBD製品を購入するのがおすすめです。