CBDが様々な病気や治療(慢性疼痛、悪心、食欲、喘息、緑内障、腫瘍増殖の抑制、炎症、糖尿病、PTSD、統合失調症、慢性関節リウマチ、てんかん、パーキンソン病、心血管疾患、抗精神病、抗不安、さらには筋痙攣または神経因性疼痛に対する鎮痛…etc.)に効果があるとされるソースは、インターネット上を検索すれば相当数見つけられるでしょう。
しかし、CBDというたった1つの大麻草由来の化合物が、なぜ私たちの健康にこれほど様々な恩恵を与えてくれるのでしょう。
それを理解するには、私たちの体内に備わるエンドカンナビノイド・システム(Endocannabinoid system)の存在を知る必要があります。
エンドカンナビノイド・システムとは
人間を含むほ乳類には大麻草に含まれる化合物(CBD、THC、CBGなど)を受容し、分解し、健康維持に役立てるためのシステムがもともと備わっているのです。それどころか、人間の体内では大麻草に含まれる化合物と同様の成分を作っているのです。
そのことを発見したのは『カンナビス研究の父』『カンナビノイド研究のゴッドファーザー』と呼ばれるイスラエル人のラファエル・ミシューラム博士でした。1960年代、ミシューラム博士は当時世界的に規制されていることでほとんど誰も研究していなかった大麻草(カンナビス)の研究に取り組みます。その結果、1963年に世界で初めてCBDというカンナビノイド(カンナビスに含まれる化学物質)を分離することに成功。1964年には精神活性成分であるTHCを分離することにも成功し、様々なカンナビノイドの発見や人体に潜むECSの発見に貢献。以来、半世紀以上に渡りカンナビスの研究を重ねてきました。
【参照:NCBI、The Scientist】
カンナビノイドに反応する受容体が体内に存在するということは、体内にもカンナビノイドに似た物質が存在するのではないか、とミシューラム博士らは仮説を立てます。そこでミシューラム博士は国際的な研究チームを結成し、この神経伝達物質を探すため人間の脳に似た豚の脳の研究を始めます。
そして1992年にCB1の受容体に反応する体内の神経伝達物質アナンダミドを発見。その後、もう一方の代表的な神経伝達物質である2-アラキドノイルグリセリンなどが発見され、これらを内因性カンナビノイド(Endocannabinoid)と呼ぶことに。さらに内因性カンナビノイドからなる複雑な体内の恒常性を維持するシステムのことを内因性カンナビノイドシステム(Endogenous Cannabinoid System)と名付けられ、後にエンドカンナビノイド・システム(Endocannabinoid System)と呼ばれるようになりました。
エンドカンナビノイド・システム(以下、ECSと略)は
人間が生活していく上で欠かせない、感じる事、動作、反応、食欲、睡眠、不安コントロール、認知、など基本的な生態系機能の恒常性(バランス)を保つ非常に重要な役割を担っており、ECSに備わる受容体CB1とCB2にCBDが作用して、健康な状態を維持しようと働きます。
エンドカンナビノイド・システムの受容体CB1とCB2は体の至る所にあります。
●CB1受容体は主に神経系と脳に存在します。
●CB2受容体は、主に末梢臓器、特に免疫細胞に存在します。
エンドカンナビノイド・システム
は加齢やストレス、化学物質などの要因によりエラーが生じるようになり恒常性のバランスが崩れ、様々な病気を引き起こすためるようになってしまいます。
CBDというたった1つの大麻草由来の化合物が、私たちに多様な治療オプションを提供してくれる根本的な仕組みは、CBDを摂ることによってECS受容体の働きを補完し、恒常性のバランスを保つことが可能となるからです。
CBDがあなたの人生をより健康で幸せなものへと導いてくれますように。
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